安部山ノイエ of 神戸・大阪・北九州 | 事務所、工場、福祉施設、住宅等の建築設計 | 近藤英夫建築研究所

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安部山ノイエ  -the house in the view-

2003 福岡県北九州市 一戸建て住宅  木造2階建

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この住宅は北九州市の都心から少し離れた地域に建つ2世帯住宅です。北九州は山と海に挟まれた細長い都市であり、この敷地も北側に安部山、東側に瀬戸内海を臨みます。この風景を住宅の中に取り込むことが最初の課題でありました。
北棟の1階部分は光や風が住宅内部に充分回り込むように考え、吹抜も含めた一つの空間としました。洗濯や収納部分はこの空間に置いてある高さ1950の「箱」です。
夏冬の気候の厳しいときには家具の中に隠された扉やたれ壁が空間を仕切る仕組みになっています。
2階の子供室にはロフトを設け、光を吹抜まで降ろすと同時に、格好のview pointでもあります。開口は中庭に面して多く取り室内まで光、風が通るよう考慮しました。
南棟はバリヤフリー住宅としていますが病院のような雰囲気にならないよう、手摺や段差のデザインには特に気を配りました。
襖紙にコはントラストをつけ、襖の引き手位置の視認性をあげ、大きなサイズにしています。
外壁とアプローチ部分には一部木を用い、白い壁とガラスの中で親しみの持てる住宅を目指しました。
内部には梁や柱をあらわしとし、木の香りのする暖かいインテリアを実現しています。

□設計 近藤英夫建築研究所 □施工 株式会社 田中